2016年3月26日土曜日

レンタルチャイルド 紙に弄ばれる貧しき子供たち (石井光太)

インドのムンバイを訪れた作者が、元路上生活者のマノージを通訳に雇い物乞いについて取材をしていく。

最初は女性の物乞いに話を聞いた。
物乞いをしている女性がみな60歳は過ぎているのに乳飲み子を抱えているのは、レンタルチャイルドを借りているからだ。
レンタルチャイルドは普通の子でお金を払えば誰でも借りれるが、マフィアによって障害を負わされた特別な子は高いという。
物乞いをしている女性には子供が出来なくて夫に捨てられたり、苦しい目にあった者が多いそうだ。

その後もマフィアに怪我をさせられた子供の物乞いや、マフィアからも話を聞いていく。



大体全部お金を払って教えて貰っているのですが、マフィアのシンにお金を払うから闇医者を紹介して欲しいと話をしに行きます。
闇医者からシンが妻に体を売らせてるのを初めて聞いて、その後でシンが約束の金を受け取りに来た時にそれを聞いてもはぐらかされ「金以外の事を考えたことがないのか」と怒ったのに「えええ…」ってなりました。

だって、シンはちゃんと約束通り会わせてくれたんですよ?
シンの娘が両腕を広げて庇って「あんた何様のつもりよ。そんなに言うならあんたが代わりに育ててよ」って言うのがもっともだと思いました。
そりゃ、子供に怪我させるのも妻子にそんな事させるのも悪いけど、それは安全な暮らしをしてるからそう言えるんですよ。

女性の物乞いだって出来ればこの子供を自分の子として育てたいと思っている。
シンだって「娘を物乞いにしたくない。だけど、他にどうする事もできない。」と言っている。
お金が無ければ生きていけないから、したくなくても生きる為にはするしかないのではないでしょうか。
日本にだって親が貧乏で進学出来なくて就職先が少なくて、みたいな負の連鎖は沢山あるじゃないですか。
 お金がないと心の余裕もなくなるし。


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