2012年11月2日金曜日

殺戮にいたる病(我孫子武丸)

前にネットで何回かこの本の話題を見て気になっていたんですが、やっと読みました。
殺す描写が残酷だとかそういうので、よく題名を見かけていましたがそれほどではなかったです。

 私がホラー好きでグロ耐性も多少あるせいかもしれません。
 ずっと愛し合いたいのに死体は腐り、それを止めるすべはないってネクロフィリアの切なさですよね。
江戸川乱歩の「蟲」とか。

作品中に何度も岡村孝子の歌詞が出てきて、「そんなにいい曲だったかな?」と気になって聞いてみましたがいい曲ですね。
あと、最後だけは「ん?え、そうなの?」ってなりました。


(以下はネタバレを含みます)



ずっと息子がしてると思ってたけど、実は父親がしてたんですね。
で、母親だと思っていた雅子は嫁で、雅子が疑っていた息子は稔ではなかったと。
ビデオを見ていたのは息子で、息子は父親が殺しているのを知っていて後を追っていたんですね。

稔がゴミ袋を台所に捨てた所で「ん?」とは思いましたが、それ以外は気付きませんでした。
その年齢の人が10代20代の女の子をナンパしてたのかー、そんなすぐお持ち帰り出来るんかな?若い子には年上がモテたりするかもしれんけどどうなの?とか余計な事を思ってしまいました。

 稔の心を雅子が埋めていたらこんな事にはならなかったかもしれないですね。
親子関係も大事だけど夫婦関係も大事にしないと。
つまりは会話が大事って事ですかね。
いくら近くにいるからって言っても、やっぱり話さなければ相手がどう考えているかは分からないですから。

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